UFO

どうも、スタッフの濱口です。

本来ならば2週間前にアップするはずでしたが今までかかってしまいました。
単に筆が遅いというよりもやる気のアメリカ航空宇宙局の表われでしょう。
あ、間違えました、やる気のNASAの・・・、まだ違いますね、やる気のなさの表われでしょう。

で、NASAだから、というわけではないですが、本日はUFOの話です。

UFO。昔は「ユーエフオー」と読んでいたはずですが、現代日本では「ユーフォー」という方が一般的なようです。
ある程度、年を重ねた人はわかると思いますが、かつて「謎の円盤UFO」という海外番組がありました。
日本では1970〜1971年に放送されたそうですが、これは「ナゾノエンバンユーエフオー」でした。
そしてこれは年代的には「ある程度、年を重ねた人はわかると思いますが」とつく内容ですが、
たぶん若い人でも知っているピンクレディーの1977年のミリオンセラー「UFO」は「ユーフォー」でした。
おそらくこの頃から「ユーフォー」が多数派になっていったのではないでしょうか。
なお、本家の英語では「ユーエフオー」「ユーフォー」どちらの読み方もあるようです。
どちらが多数派かまではわかりませんでしたが。

UFOとは「うまい・太い・大きい」の頭文字ではありません。いや、それも間違いではないのですが、
今考えているUFOとは別物です。
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UFOとは"unidentified flying object"の頭文字。日本語訳は「未確認飛行物体」。
つまり、「何かよくわからんが飛んでいるもの」であり、
そこに「空飛ぶ円盤」や「宇宙船」という意味はありません。
ですが現代日本で「UFO」というと「宇宙人の乗り物」の意味で使う人が多数派です。
だから「UFOを見た」と言うと「え、いつ?どこで?」というふうに会話がふくらんでいきます。

ところで、本来の意味のUFOが「異星人の乗り物」である確率はどの程度でしょうか。
あ、「地球人だって宇宙人だ」という人もいるので以降は「異星人の〜」で統一します。
濱口はUFOの99.999999999999999999999999(疲れたので中略)99999999%は単なる見間違いで
「異星人の乗り物」ではないと考えています。

別に「地球のように条件がそろった星は珍しく、異星人は遭遇するほどいない」と思っているわけではありません。
異星人はきっといるでしょう。すでに地球に潜入していてもおかしくないとも思っています。
でも(宇宙船の意味での)UFO目撃情報は見間違いです。

そうはいっても「いやいる」「いやいない」という水掛け論になるだけですから、別の視点から考えて見ます。
UFOが宇宙船だとしてそれはどこからきたのでしょうか。
ケイ素生物、いわゆる岩石人間は違うかもしれませんが、地球人のような炭素生物はどこからかエネルギを
調達しなければ生きてはいけません。
人間の場合は食物を摂取しなければ生きていけませんが、その食物のエネルギをたどっていくと太陽光にたどり着きます。
最近では皮膚ガンになるとかいって日光浴は推奨されないようですが、かといって太陽光はなければ、植物は
育たず、それをエサにしている動物も絶滅し、人間は食べるものがなくなってしまいます。

だからどこからか異星人が来たとしたらそれはどこかの恒星系から来たことになります。
そして地球に一番近い恒星は4.3光年離れたケンタウルス座アルファ星です。
つまり地球に異星人が来ているとすれば、こりん星を除けば4.3光年以上旅してきたことになります。
地球にはそんな技術はありませんから、その異星人は地球より進んだ技術の持ち主です。

それから地球に来た目的は?
侵略か友好関係を結ぶためかは別にして、表立って動いてはいません。
今風に言えば「実体もなく忍び寄る白い影」です。
きっと地球人を調査している最中なのでしょう、極秘裏に。
そうでなければ、もっと堂々と現れるはずでしょう。
よく映画であるように、ニューヨーク上空に巨大円盤が円盤が現れるとか、ニューヨークじゃなくて
ジュネーブ上空だとか、あるいは秋葉原だとか。

そんな連中がわざわざ「これは地球の乗り物ではありませんよ」という飛び方をするでしょうか。
どっかの国では売り物のアイスの上に寝転がったり、店の調味料を鼻の穴に突っ込んだ写真を
公開するようなバカがいるようですが、そんなバカと何光年もの距離を越える技術を持った
異星人を一緒にしてはいけません。もしどうしても人目につく状態で飛ばねばならないとしても
地球の乗り物、つまり飛行機に見えるような飛び方をするでしょう。
決して「ジグザグ飛行ナウ」などと書き込むことはありません。

正体を隠したい異星人がジグザグ飛行のような「いかにも人類以外の乗り物」とわかるような
飛び方をするはずがありません。
ただしそれは「正体を隠したい異星人」の場合です。
そうでなければ目立つ行動をしてもおかしくありません。
たとえば、テレビで「こりん星から来た」と言っていたコリン星人です。
彼らなら目立ってもおかしくない、いやむしろ目立った行動をするでしょう。
ですから宇宙船を見かけたとしたら99.999999%の確率で、「いちごの馬車」と呼ばれる
こりん星の宇宙船です。

ですから飛んでいる宇宙船を見つけたとしたら、それは見間違いか、
そうでなければ「いちごの馬車」です。

もし、「絶対に宇宙船だ」と思える未確認飛行物体を見つけたら、
「UFO」などというあいまいな言い方をせずに「いちごの馬車を見た」と言いましょう。
きっと周りの人たちもそれなりの対応をしてくれることでしょう。

本当はこのあとに逆に
「人類から異星人に対するアプローチ」
としてパイオニアボイジャーの話が続くはずだったのですが・・・
ボイジャーが太陽系外に出たというニュースから半月以上経ってしまいました。
たぶんお蔵入りでしょう。