チャレンジャー シーン2のVGMとか

川村です。

色々ネタはありますが。
とりあえず3回は続けてみようかと。

そんなわけで。

酒の肴にゲームミュージック話でも如何ですか?


・チャレンジャー シーン2のVGMとか

チャレンジャーのシーン2のVGMが好きです。

ちなみに「VGM」とは「Video Game Music」の略称で
20年前ぐらいまではゲーム音楽の事をVGMと呼ぶ事が多かった。
私などは今でもたまにVGMと表現して怪訝な顔をされる事が快感。

とりあえず聞いてみましょうか。


【原音版】

【有志によるピアノ演奏版】


改めて調べると有志の演奏がそれはもう多いこと。


・やらなきゃハドソン

チャレンジャーとは1985年にハドソンから発売されたファミコンゲームです。

当時はまさにアクション・シューティングのハドソンと言った具合で。
スターソルジャー」「迷宮組曲」「忍者ハットリ君」「ボンバーマン」等々
ゲームやりならどれか一つはプレイ経験はあると思います。

そういえば高橋名人16連射なんてのもこの時代のお話でしたね。
連射能力を測るためだけのデバイスシュウォッチ」のヒットや、
「全国ファミコンキャラバン」というゲーム大会の主催など、
当時のハドソン周辺の盛り上がりは凄まじく、正に少年達の憧れ。

チャレンジャーが産声を上げたのはそんな時代でした。


・謎の作曲家

ゲーム自体も素晴らしいモノでした。
それと同時に音楽もまた良かったのです。
結構口ずさんでいる子供らが多かったなぁ。

果たして誰が作っていたのか?

これ実は長い間謎でした。
クレジットにも乗っていなかったのです。

作曲者は国本剛章さんです。

スタソル迷宮組曲もハットリ君もこの方です。
楽器屋でバイトしててスカウトされたそうです。
有名でもなく社員でもなかったので名前が出なかったとのこと。
(実際はサントラなどで名前は少し出ていた)

この方について面白い動画があったので紹介します。
当時、何を考えて作曲したかをご本人が解説してられます。

【作曲者による"チャレンジャー"講座】


・100画面分の広大なマップ!

肝心の曲自体のお話ですね。

チャレンジャーってゲームは少々変わっておりまして。
悪漢にさらわれたお姫様をインディージョーンズみたいな男が
助けに行くというありがちなお話なんですけど。

シーン1(列車ステージ:横画面)→シーン2(広大な島ステージ:見下し画面)
→シーン3(洞窟ステージ:横1画面)→シーン2,3を繰り返して宝物を全部集める
→シーン4(悪漢のアジト:横1画面)→エンディング

わかりますかね・・・?
シーン2の島にたくさん洞窟があって宝物を3つ集めるんです。
とにかくゲームの大半はシーン2をプレイする事になります。

このシーン2がとてつもなく広い島でした。
100画面分の広大なマップというのが売りの一つ。
「チャレンジャーシーン2 完全マップ」などという付録が付いてると
みんなワクワクしながらマップを覚えたモノです。

それだけに音楽も耳に残っています。

ファミコン音楽としては長めの1分超のループ。
明るいながらもどことなく哀愁漂うメロディー。
特に中盤以降の流れるような旋律は忘れられません。

広い無人島を一人で探索する不安感とか。
謎の遺跡とか、廃村とか、洞窟とかを見つけるわくわく感とか。
全てがこの一曲に詰まっている。

今でも一人で山を歩いてるときに頭の中で流れてます。

ただのBGMじゃないんです。
聞こえてくる音楽、効果音、プレイ感覚全てをひっくるめたストーリー性。
特に当時の画像が貧弱なだけに音楽が違うだけで別物になる。

だからあの頃のゲーム音楽は取り立ててVGMと言いたいんです。

こんな感じでした。(文章が止まらん・・・)
これもwiiバーチャルコンソールで購入できるので是非。

次はどのゲーム音楽を書こうかなぁ・・・


ほな