たまには科学の話題でも

川村です。

たまにはサイエンス的な話題でも書いてみましょうか。


・社会性昆虫

アリとか蜂とか階級社会を持った昆虫です。
女王みたいな存在がいて、労働階級があるみたいな連中。

昔からよく知られた存在で。
人間はその性質を利用して色々と懇ろに利用してきた。
人間の社会と比較されて「社会性」だとか呼ばれました。

でも最近はいわゆる人間の社会とは違う部分が注目されます。

そもそも人間の社会の場合は、
各個体ごとにそれほど大きく違いません。
そりゃ性別による体格の差はありますが誤差レベル。

でも社会性昆虫の場合はそうではなく。
繁殖をする個体とか戦う個体とか、形そのものが違います。

一番の特徴は、「不妊の階級があること」だそうです。

そんなわけで社会性昆虫にみられるような「社会性」を
特に「真社会性」と呼びます。


・真社会性の定義

「共同して子の保護が行われる」
「繁殖の分業、特に不妊の個体が繁殖個体を助けること」
「少なくとも親子二世代が共存、子の世代が
 巣内の労働をする程度に成長するまで共存する」

wikipediaを見ると上の3つが真社会性の定義らしいです。
2つ目が人間とは違いますので、人間は真社会性ではありません。

この真社会性の定義で改めて生物界を見渡すと、
昆虫以外にも真社会性を持った生物が割といるようです。


・真社会性ほ乳類

いるんですよ。ほ乳類にも。

ハダカデバネズミ

なかなかおもしろいと思いませんか?

他にもエビの仲間とかカメムシにもいるようですし
クモ類、ダニ類にも真社会性が疑われる種類があるようです。

この手の分野にもまだまだわからないことがあるんだなと。
アンテナを張っておくのもいいかもしれません。


今日はこんな感じで。
ウンチクだけになってしまった・・・