裏の顔

まず、このブログの濱口の部分ですが、第1回目に自身で
「ところで単なるメモリの無駄遣いだと思うんですが、
こんなんでいいんでしょうか。」
と書いているように会社のブログとしては「?」という内容です。

しかしそれ以外に書く内容もないので、その内容を踏襲(ふしゅう)してきました。
  それにしても最近の漢字変換の質は悪いですね。
  「ふしゅう」と打っても「踏襲」と変換されないので
  わざわざ「とうしゅう」と打って変換しましたよ。
で、今週ブログについての話がありました。
こんな風にまとめると主旨とずれるかもしれませんが
「会社のブログなんだから(てん)(てん)(てん)」
ということです。
濱口の認識ではサイエンスかデザインからみならいいのかな、と。

ただそうなると持ち駒はそんなにないので、
ブログが途切れたとしたらそういう理由です。
別に矢口真里さんのように「離婚した」わけではありません。
しかし矢口真里さんも災難ですね。
ブログが途切れたことで別居報道されたのを引用され、
その後も情報が出てきたので結局3回にわたって引用されました。
今回の「離婚した」と「ブログが途切れた」の間には直接の関係もないのに。

では本題です。
数少ない手持ちのデザインの話題です。

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これは濱口がSNSで使っているアイコンです。
実際に使うとこうなります。
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内容は高尚過ぎて(笑)、ブログでのイメージが崩れるので(笑)、
原子力関係の書類でおなじみの黒塗りです。(これは笑えません)

このアイコンの使い方、Avatarというらしいです。
だったら青い顔にして3Dにしないといけないのかな? と思う今日この頃。

ところでこのアイコン、いやAvatarは何に見えますか?
ほとんどの人には「顔」に見えると思います。
なぜなら人間の脳には「顔細胞」あるいは「顔ニューロン」と呼ばれる検出器があるからです。
顔らしき図形があるとその顔細胞が反応し顔だと認識する。
専門家ではないので細かいことは知りませんが、最小構成として、
横に並んだ2つの点(目)とその下の横線(口)があると反応するそうです。
ある程度、年を重ねた人には「スマイルバッジ」と言えばわかると思いますが、あの図柄です。
ちなみに「スマイルバッジ」、英語では、というか英語圏では"happy face"と言うそうです。
あと「へのへのもへじ」あるいは「へへののもへじ」や「つるさんはまるまるむし」が
顔に見えるのもそうです。一部地域の人は「ハマムラ」(http://www.hamamura-gr.com/)を
思い出すかも知れませんね。


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へのへのもへじつるさんはまるまるむしハマムラ
この顔細胞があるため、人間は「顔」というものを簡単に検出することができます。
しかし、上記のように簡単な図形でも反応してしまうため、よく誤動作します。
それでなんでもない点や線が顔に見えて「心霊写真だ、心霊写真だ」と大騒ぎすることになります。
逆に言えばちょっとでも顔に見えるものは、「顔だ」と認識してしまいます。
だからこのAvatarが顔に見えなかった人は脳になんらかの異常がある可能性があります。冗談抜きで。

と、ちょっとだけサイエンスの香りも、かもし出してみました。

ところでこのAvatarには裏の顔があります。
というより本当は今から説明するほうが表の顔で、顔に見えるというのが裏の顔です。
言葉で説明するより見てもらうほうが早いです。
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何が見えますか? 多くの人には「浜」という漢字が見えると思います。
つまりこれは「はまぐち」の「浜」を図案化したものです。
でも人間の脳には「浜細胞」はないので見えなくても別に問題ありません。

ちなみにここは兵庫県神戸市ですが兵庫県のマークは「兵」の字を図案化したもの、
神戸市のマークはいろいろな意味を含んでいますが、その1つとして
「神戸の旧仮名遣い「かうべ」の「か」を図案化したもの」というのがあります。


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兵庫県神戸市
本当はこの話はしたくなかったんですよね。
「これは浜を図案化したものだ」と言っても「へぇ」くらいで終わりですが、
言わなければ「ふふふふ…、これが浜の図案化だとは気がつくまい」とまるでどこかの悪の組織の
大幹部のような言い方で上から目線で優越感にひたれるのですから。

あと、ブログを書いたら皆に知らせるか、という問題があるのですが、
濱口の考えとしては一般論は別にして、濱口部分の記事をわざわざ知らせる必要はないと考えます。
くしくも、前回の記事『続・金(かね)の話』にその理由が書いてあります。
こう書くと「シンクロニシティだ、シンクロニシティだ」と騒ぐ人がいるかもしれませんが
120%偶然の一致です(キッパリ)。

その部分を引用すると
1,000円分の時間を無駄にして1,000円分のオチをつければチャラ。
1,000円分の時間を無駄にして 500円分のオチをつければ「そんなオチかい」。
1,000円分の時間を無駄にして 10円分のオチをつければ「で、オチは?」
です。
つまりブログを読むのにかかるコスト以上の価値がなければ薦めることはできません。
「じゃあ書く価値ないね」というのはAll or Nothingな考え方です。
仮に読むコストが時給1,500円×130%(休日割増)×3分=97.5円≒100円として
ブログの価値を200円とすればひとまず「得」ですから薦める価値はあります。
しかし誰にとっても200円というわけではありません。はまった人には200円でも興味のない人には0円です。
で、自慢にもなりませんが万人受けする内容ではありません。仮に気に入ってくれている人を10%とすれば、
ブログの価値は200円×10%=20円ということになります。これを確率の世界では「期待値」と言います。
この期待値の20円で考えれば100円かけて読むことは「損」ですから薦められません。

もっともこれに関しては期待値はふさわしくなく、「100円以上の価値を認めた人が何%いるか」で評価すべきでしょう。
仮に30%が200円と評価し、残る70%が90円と評価すれば期待値は123円、
100%が110円と評価すれば期待値は110円。
期待値では前者の方が高いですが、前者は70%(過半数)が損をし、後者はその価値のすべてを認めてはいないのですが
100%が得をします。
前者は薦める価値なく後者は薦める価値があります。
つまりコスト以上の価値を認めてくれる人が過半数いれば薦めることができます。

ではどうすれば過半数の人に価値を認めさせられるのでしょうか。
3つの方法が考えられます。
(1)万人受けするないようにする
  この場合、正攻法です。
(2)ブログの価値をあげる
  ブログの価値が200円だと50%を気に入ってもらわないと100円に達しませんが
  ブログの価値が1,000円だと10%を気に入ってもらえば100円に達する。
(3)気に入ってくれている人にだけ薦める
  「過半数の人に価値を認めさせる」というのからは外れるが、
  100円以上の価値を認めてくれている人にだけ薦める(更新を通知する)ようにすれば
  薦めた人全員が「得」することになる。
  世間一般ではこれをマーケティングという。

(1)は正攻法ですが性格的に無理。
(2)は技術的に無理。
(3)は理想だけどマーケティングはそれ自体コストがかかるので無理
ということでしばらくは
書く価値がないとまでは言えないが、積極的に薦めることはできない記事が続きます。

遠い将来、質が上がってくれば更新を知らせることもあるでしょうが、
「ただしその頃には、ブログは有料になっているだろうけどな」(刀語より引用)

あと、話の流れからこれは必要だと思うので
長々と書いたこの記事を最後まで読んでくれた人の代わりに自分で言っておきます。
「で、オチは?」